2020年5月
          1 2
3 4 5 6 7 8 9
10 11 12 13 14 15 16
17 18 19 20 21 22 23
24 25 26 27 28 29 30
31            

最近のトラックバック

無料ブログはココログ

ウェブページ

トップページ | 1.油圧ショベル バックホー ユンボとか呼ばれるヤツ »

2010年3月16日 (火)

鹿ツノ解体・加工

【解体・加工

一部の皆様にお知らせしてあった鹿ツノの解体とちょっとした加工をup.します。

Cimg6214_resize1_4


マズは事の
経緯
・この鹿角は、A氏がいわゆる「落ち角」を、とある山中にて拾ったもの。
・それを、A氏がM氏に譲渡する段階で、解体を頼まれて私の元にやってきたもの。
・近々行われる、「落ち角拾い祭り」への概要プレゼンテーションでもある。


はじめに
鹿ツノの考察
鹿の角は、「白角と袋角」に大きく分けられる。

一年サイクルで成長して落ちる。

 
「白 角」
秋の繁殖期に完全に成長しきって骨化したもの。先端は繁殖期の戦いに備え自分で削るので尖って鋭い。
山中に落ちている「落ち角」はこれ。


「袋 角」

春先から生えてくる途中段階の新しい角。

その驚異的な成長からそれに生命力を見いだし、
強壮剤等になると思われた様だが、

いまさらな我々には 関係のない作用をきたすと信じられているモノ。
袋角の説明では、
「表面には産毛が生え、触ると柔らかく、体温を感じられます。」
とあるので、
これを生きた鹿の頭より切り取るのは、かなりグロイ作業になるのではないのか、、、と想像されるがその方法は不明。

屠殺前提での利用かも知れないが不明。

いまさらな我々には 関係ないので掘り下げない。


・あの、せんと君は「袋角」状態の鹿大仏と言える。

・奈良の角切りは、気の荒くなる繁殖期前に危険なので前もってツノを切り取る、なのであれは白角。

という事は、奈良に行けばツノの根元の、鹿の頭にくっついている部分が、落ちていたりするのではないか?

と言ったところが鹿ツノのさわり。

 

この切り出し加工に際し気がかりだったのは、

ツノの中にくさった骨髄液の様なモノが残っていて
切ったとたんにドロリと出てくるのではなかろうか。
と心配だったが、

その様なことはないようなのでひとまず安心する。



「どのように落ちているのか」

P1070926__resize1

山のなかを歩いていると、

まあ唐突に落ちているのである。

初めてだと、見つけるとちょっとコーフンして、しばらく感動する。

P1050315

これはどれも新しい、落ちてからあまり時間が経っていないもの。

たぶん2ヶ月から長くても半年ほど経つと、

カルシウムが抜けたりで白化してきたり、

菌糸やコケ類が中まで回ったりで、そうなるともう加工には向かない。

P1050322

 

【分 割】

手引きノコでも切れるようだが面倒なので電動工具に頼る。

が、

閲覧している皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

Cimg6297_resize1

私が所有する武器の中では超弩級にデンジャラスなのがコイツ。
たぶん
プロアマ問わず、いちばん
指をちょん切るのはこの一派だと思う。

チェンソーなど足元にも及ばない。
チェンソーと言えばジェイソンが間違えられがちだが、ジェイソンは手斧。

「悪魔のいけにえ」レザーフェイスの影響で、
チェンソーはエンジン音も手伝い派手に映るが、
電動丸鋸でチュンチュン地味に向かってこられた方が僕は怖い。

対抗できるのはリーチのある刈払い機ぐらいだが、相手のコードを切り損ねて、懐に入られると負ける。

  の

    で、

皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

 

Cimg6302_resize1

 

僕は、プロの丸鋸ニストなので電動丸鋸を選択する。

が、

皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

ブレードは極力薄いモノをセットする。
歩留まりもあるが、
ブレードの厚みが倍になれば排出される切り粉も倍増する。
切ればわかるが、この鹿ツノの切り粉の焼けるにおいはとても臭い。

  の

    で

皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

 

Cimg6305_resize1

丸鋸は下部にブレード自体と、そのほかのモノを保護するため
スライドする鞘の様なモノが付いている。

ベニア板などを切る場合はこれでよいが、今回のような場合
ジャマなので、ブレードがむき出しになるようにガムテで止める。

が、

こんな使用方法は

ぜったいに真似してはいけない。

 



Cimg6306_resize1

フリーハンドでのこんな使用方法は

ぜったいに真似してはいけない。


Cimg6310_resize1
ものの5分で切れた。臭かった。

しつこいようだが

皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

ぜったいに真似してはいけない。

やめろよ。しらないよ。

【鹿ツノ先端部】 (画像クリックで大きくなります)

鹿ツノの加工物で一番多いのは、

1、そのまま使用したもの。(壁から生えてるヤツ 趣味に合わん)
2、先端部を利用したもの。(ペンダント等 べた)
3、ナイフのグリップに代表される
ストレート部を利用したもの。

が、そのほとんどではないだろうか。

そのままに台だけ付けた日本刀の刀掛け、
古代には矢尻、銛先、釣針利用もあったようだが。

あまり利用したいモノが思いつかないまま、先端をいじくってみる。

※追記

祭りで使う「ちゃんちき」を叩く「撞木」(しゅもく)の先端は鹿ツノを埋め込んでいる様だ。

シュモクザメ(撞木鮫)もそのT形状から来ているようで、なんとも

鹿ツノ1本でいろいろ勉強になるものです。

H氏のメールで思いついたが、拾うところから始めて、

鹿ツノ研究、作品作りとやれば夏休みのイイ自由研究になるのではないかとも思う。

でも、皆さんはぜったいに電動丸鋸を選択してはいけない。

私は所有していないが、

ダッフルコートのトグルを鹿ツノ先端にチェンジして着用すると

おサレなんだそうな。確かに一番有りかも知れない。

 

Cimg6230_resize1

Cimg6235_resize1

Cimg6234_resize1

じつは、利用価値が高いであろう

先端だけは先に分割しておいた

Cimg6242_resize1

下の左からの順番は、上全体像の左からの先端に符合する。

Cimg6250_resize1

耐水ペーパーでヤスる。柔らかいので加工は楽。

Cimg6256_resize1_2

中のスが水でふやけて ねちゃついてきた。

Cimg6258_resize1

先端までスが通っているのが分かる。

Cimg6259_resize1

どれもかしこも先端までスが伸びている。

印鑑はムリと言ったのは無垢じゃないし、濡らすと柔っこくなるようだから。

圧力鍋で30分も煮込めば食える気がする。食わないけど。

Cimg6264_resize1_2

耐水ペーパーの番手を上げていき、布にプラ用のフィニッシュ用の研磨剤を付け磨いた。光沢は出ます。

(番手とは100番より1000番の方が細かい)

↓上の小さい方は無研磨。

Cimg6280_resize1

釣り針を作ってみる

中のスをくり抜いて、それっぽいバランスになるように削る。
Cimg6340_resize1

ちもとに、100均のピンバイスで穴を開ける。

Cimg6343_resize1

↓これは調子に乗って作り込んだモノ、

気が付いたらアブナくてストラップになんか出来ねぇ。

鹿角針作って魚を釣るイベントがあるようなので、

カサゴぐらい釣れるかも知れない。

Cimg6374_resize1

Cimg6356_resize1

Cimg6360_resize1

まあ、こんなとこですね。

Cimg6335_resize1

 

これにて おしまい。

採取してから2年後。切った鹿ツノの木っ端は、採取した山に返した。というかぶちまけてきた。



土壌のカルシウムが減るとか聞いたから、

あそこらヘンの小動物が骨粗鬆症にでもなったら目覚めが悪いから。

で、また拾って来たんじゃ世話ないね。

もうメンドくさいからいじらないで、スルーした。

P1050347_2

まあ、アレだ

この時のメインはこっちだから。

Dscn1317_2

トップページ | 1.油圧ショベル バックホー ユンボとか呼ばれるヤツ »

鹿ツノ加工」カテゴリの記事

コメント

はじめまして!
鹿の角、そんなに落ちているものなんですか!
ビックリしました。

で、オーパス1じゃないですか!!!
あー羨ましい。

鹿の角の加工に大変興味があり、貴殿のいきなりのメール失礼いたします。
ブログを楽しく拝見致しました。
私は都会で仕事をしているので、鹿の角を探しに山に入ることも出来ません。
もし可能であれば、鹿の角を譲っていただくことは可能でしょうか?

コメントを書く

(ウェブ上には掲載しません)

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 鹿ツノ解体・加工:

トップページ | 1.油圧ショベル バックホー ユンボとか呼ばれるヤツ »